【リンク集】生活保護改革2法案の問題点
カテゴリ : 生活保護 投稿日時 : 2013-11-8 17:07
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10月17日、政府は生活保護法「改正」案と生活困窮者自立支援法案を国会に再提出しました。
11月5日より参議院厚生労働委員会での審議が始まっています。
国会の動きについては、下記の記事をご参照にしてください。
■東京新聞:生活保護費の抑制「社会を切り崩す」 法改正反対で集会・座り込み(10月18日 朝刊)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013101802000126.html
■東京新聞:生活保護法改正 審議わずか8時間半 参院厚労委(11月8日 朝刊)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013110802000118.html
この両法案に関して、〈もやい〉スタッフが各媒体で発表してきた文章のリンク集を作りましたので、ぜひご活用ください。
なお、生活保護法「改正」案で、生活保護の申請にあたり申請書や添付書類の提出を義務づける条文(24条1項・2項)については、民主党との修正協議により「特別な事情があるときは、その限りではない」という但し書きが追加されました。
しかし、「特別な事情」であるかどうかを判断するのは福祉事務所側なので、水際作戦が強化されるという懸念が払拭されたわけではありません。
また、扶養義務強化などの問題点はそのまま残っており、生存権の侵害が広がる危険性が指摘されています。
*生活保護改革2法案の問題点に関するリンク集
■「水際作戦」を合法化させる生活保護法「改正」法案(稲葉剛)
http://bigissue-online.jp/2013/05/20/seikatsu-hogo/
■扶養義務強化が福祉現場に与える影響(稲葉剛)
http://www.moyai.net/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=294
■生活保護法改正法案、その問題点(大西連)
http://synodos.jp/welfare/3984
■生活保護の水際作戦事例を検証する(大西連)
http://synodos.jp/welfare/4583
■投票前に確認したい「生活保護」をめぐる議論と争点(大西連)
http://synodos.jp/welfare/4899
■新たな支援制度の実態とは――生活困窮者自立支援法の問題点(大西連)
http://synodos.jp/welfare/5308
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生活保護引き下げに対する一斉審査請求をおこないました。
カテゴリ : 生活保護 投稿日時 : 2013-9-17 18:34
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生活保護を利用している世帯の家計に大きなダメージが出ています。
「1万人審査請求運動」が呼びかけられています。
とともに、独自にも2度、説明会を開催し、不服審査請求を呼びかけてきました。
東京都庁を訪れ、東京都知事あてに不服審査の一斉請求をおこないました。
24世帯(30人)が請求したことになります。

に合流しました。
すでに東京都内だけで計702世帯が不服審査請求をおこなったことが発表されました。

(厚生労働記者会)に合流しました。
使えなくなったと述べ、こうした政府のやり方に断固反対すると言いました。

計7671世帯にのぼることが発表されました(9月末までに請求予定の方を含む)。
生存権を守るために声をあげたことに、心から敬意を表したいと思います。
報道陣にぜひ生活保護世帯の暮らしの実態を報じてほしいと訴えました。

引き続き、皆様のご支援、ご注目をお願いいたします。(稲葉剛)
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生活保護基準引き下げに関する緊急アンケート結果
カテゴリ : 生活保護 投稿日時 : 2013-9-17 14:00
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今年8月から生活保護基準が引き下げられました。
〈もやい〉では、基準の引き下げが生活保護世帯の家計に与えた影響を調査するため、「もやい結びの会」会員を対象にハガキによる緊急アンケートを実施しました。
その結果、約6割の方が「食事にかけるお金をけずらないといけなくなった」、「電気など公共料金をけずらないといけなくなった」といった深刻なダメージを受けていることが明らかになりました。
また、段階的な引き下げや物価高、消費税の増税といった今後の動きに不安を感じると答えた方もたくさんいました。
以下はアンケート結果の概要です。
完全版はこちらから(PDFファイル)ご覧ください。
生活保護基準引き下げがもたらした深刻な影響を多くの方々に知っていただき、早急に基準をもとに戻すよう、一緒に声をあげていただければと思います。
(稲葉剛)
***********************
生活保護基準引き下げに関する緊急アンケート結果(概要版)
実施期間
2013年8月26日発送。9月11日までに到着。
発送数1247通。回答数287通(23.0%)
ただし、発送した方の中には生活保護利用でない方も含まれます。生活保護を利用している方のみに回答をお願いしました。
◎属性
単身世帯 256
複数人世帯 15
無回答 16
単身世帯の年代
20代 1
30代 10
40代 34
50代 41
60代 75
70代 46
無回答 49
◎質問1:8月に生活保護費が下がって、どんな影響がありましたか。あてはまるすべてに○をしてください。
ア.食事にかけるお金をけずらないといけなくなった。 184(64.1%)
イ.電気など公共料金をけずらないといけなくなった。 172(59.9%)
ウ.人づきあいのお金をけずらないといけなくなった。 79(27.5%)
エ.そのほかの影響があった。(以下に詳しく) 120(41.8%)
オ.特に影響はない。 53(18.5%)
「エ.そのほかの影響があった。」の記述(抜粋)
・父が病気のため、葬式や、引越し、のための貯金ができなくなった。
・子供にはただの「我慢」と「節約」しかできない子育てはいいのでしょうか?不安です。
・電気代も上がった上に今年の猛暑でエアコンつけないわけにもいかず
・求職中なので面接に行く交通費や通信費が限られてしまう。
・クーラーがなく扇風キを買いましたが室温38℃になって気持ち悪くなり来年もこれだと死にます。少しでもためてクーラーの中古でもと思ってましたがこれもかなわなくなるのかと心配です
・病院へタクシーで通院してるので苦しいです。過呼吸でバスがのれないのです。
・生活はきりつめればなんとかなるけど気持ちがおちこんだ
・私の部屋はお風呂がありません。洗たく機も置いてはいけないのです。それらを全てを節約してます。
・社会から必要とされない存在だと、余計に感じるようになった
◎質問2:政府は来年4月と再来年4月にも基準を下げる方針ですが、そのことは知っていますか。
知っている 142(49.5%)
知らなかった 142(49.5%)
無回答 3(1.0%)
◎引き下げについてご意見・感想をお書きください。
以下は記述の抜粋
・国は、弱者のいじめしかできないのか 悲しい日本になった。
・人間として生れて 人間として生きたいと考えてはゐます 生きるけんりは人間として誰にもあると深く考え思います
・事前に説明もなく、とつぜん変更決定通知書が届いたので、これが国のする事なのかと、あきれました。数千円下げられた分をいろいろな面で、けずらないといけないのでつらい。
・来年4月と再来年度分でいくら下がるのか、判らないが、公共料金食費から、けずるよりほかにない病気の事もあり、死んで、らくになりたい気になる。
・東京でオリンピックをやるくらいなら、保護費の引き下げをやめてほしい。
・生活保護費は最低限の金額なのに引き下げはおかしい。
・これからの生活がとても不安です。病気もかかえている為、精神的にも、とても辛いです。今後引き下げに伴い生活出来るのか不安です
・次の引き下げの時、物価が値上がりしていたら食事にかけるお金をけずるしかない。
・知人との交際もだんだん疎遠になってくる
・電話(プリペイド)市役所との連絡2ケ月3000。介護保険の未納(前年)の支払い月3000。公共料金値上げ 家にじっと死をまつのみです
・国の税金で生活させている身であまり意見などのべられない立場ですが、働きたくとも持病があり働けない立場なので困ります。
・私は来年2月で70才で保護基準が引き下げで4月で又引き下げで再来年4月又引き下げで消費税が上る。私は思います。もう老人は政府の手で殺してください。
・自分の一人の我慢でしたら、まだしも、ますますひもじい生活を送っています。
・日本の財政状況は理解しているつもりだが、持病にかかる薬品類が、手軽に買えなくなるのが、つらい。
・先々月あたりからパスタが1kgで60円、オリーブオイルが1Lで200円程値上がりしてます。円安が物価を引き上げております。月に5日程断食(体内の浄化をかねて)して食代を節約しております。
■生活保護基準引き下げに関する緊急アンケート・完全版(PDFファイル)
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生活保護基準引き下げにNO!全国一斉ホットラインのお知らせ(8月6日7日 10時〜20時)
カテゴリ : 生活保護 投稿日時 : 2013-7-31 22:46
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生活保護基準引き下げにNO!全国一斉ホットライン
8月1日から、生活保護費が引き下げられます。
これに対して「審査請求」という不服申立ができます。
「審査請求」って、どんな制度?どうしたらいいの?
生活保護の引き下げはこれで終わり?
生活保護を利用してて、これからが不安…。
国が決めたことだから、どうしようもないのでは?
自分は生活保護は利用していないから、関係ない?
これから生活保護を利用したいけど、大丈夫?
基準引き下げのこと、生活保護のこと、法律家・支援者がお答えします。
なんでもご相談下さい。
【開催日時】
8月6日・7日 いずれも10時〜20時
【電話番号】
0120−193518(ひきさげイヤ)
【主催】
生活保護基準引き下げにNO ! 全国争訟ネット
http://ameblo.jp/seiho-shinsaseikyu/
【共催】
生活保護問題対策全国会議、全国生活保護裁判連絡会、ホームレス総合相談ネットワーク
首都圏生活保護支援法律家ネットワーク、生活保護支援ネットワーク静岡
東海生活保護利用支援ネットワーク、近畿生活保護支援法律家ネットワーク
生活保護支援中国ネットワーク、生活保護支援九州ネットワーク
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
また、審査請求についてのQ&Aや、お問い合わせについて、審査請求公式ブログを開設しています。
詳しくは、こちらをご覧下さい。
http://ameblo.jp/seiho-shinsaseikyu
今年8月から、生活保護基準が引き下げられます。
この基準引き下げは、
● 最大1割(平均6.5%も3年で引き下げられる。
● ほぼすべての世帯(96%)が引き下げの対象になる。
● 子育て世代ほど、たくさん引き下げられる。
● 「物価が下がったから引き下げ」は、利用者の生活実態にあってない。
● そもそも、物価下落を理由にしていいのかどうか。
● 生活保護を利用している人の意見を聞かずに一方的に決められた。
など、やり方も影響も、あまりにもひどいものです。
そこで、生活保護利用者のみなさん
みんなで「審査請求」という不服申立手続をしませんか?
やり方は簡単です。
不安なら誰かに代理人になってもらうこともできます。
…審査請求をしたら、
福祉事務所から嫌がらせを受けるかも?
いいえ。そんなことは許されせん。
それに、審査請求をするということは、
■ あなたが正式な不服申立の手続を知っていること
■ それが実行できること
■ あなたを支援してくれる人たちもいること
を、福祉事務所に対して示すことになります。
もし、何か言われたら、すぐに相談してください。
まずは、下の説明チラシ(2頁目は審査請求書のひな形)を、読んでみてください。
https://skydrive.live.com/view.aspx?resid=3275C9DB8E03FD84!303&cid=3275c9db8e03fd84&app=WordPdf
審査請求Q&Aはこちらをクリック!
http://ameblo.jp/seiho-shinsaseikyu/entry-11580374692.html
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衆議院厚生労働委員会での参考人発言
カテゴリ : 生活保護 投稿日時 : 2013-5-31 13:29
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衆議院厚生労働委員会での参考人発言
5月31日午前、〈もやい〉理事長の稲葉剛が衆議院厚生労働委員会に参考人として呼ばれ、生活保護法「改正」法案に関する意見を述べました。
その動画は以下のページでご覧になれます。
*衆議院インターネット審議中継ビデオライブラリ
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=42847&media_type=wb
以下に、発言の要旨と委員会で配布された資料を掲載します。
******************
衆議院厚生労働委員会での発言要旨
NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事長 稲葉剛
本日は発言の機会を与えていただき、ありがとうございます。
私は過去20年間、東京都内を中心に約3000人の生活困窮者の方の生活保護の申請に同行してきました。なぜ申請の同行が必要かというと、一人で行くとほとんどの場合、「家族に養ってもらいなさい」、「働けるからダメ」などと言われて追い返されるからです。私たちが同行することで、生活保護につながった方もたくさんいますが、一方で支援の手を届けることができずに、路上生活のまま、貧困状態のまま餓死した人、凍死した人を、私は何人も見てきました。また、かろうじて生活保護につながっても、その時には結核やガンなどの疾患が手遅れの状態になり、命を落とした人にもたくさん会ってきました。
つい先日、5月24日にも、大阪市北区で28歳の女性と3歳のお子さんが亡くなっているのが発見されました。死因はまだ特定されていませんが、餓死の疑いがあると言われています。報道によれば、ドメスティックバイオレンスの被害から逃れるために転居をされており、大阪市に引っ越し前に一度、守口市で生活保護の相談をされていたということです。なぜ生活保護制度につながることができなかったのか、徹底した究明をしていただきたいと思います。
昨年1月には札幌市白石区で40代の姉妹が孤立死をされるという事件がありました。白石区の福祉事務所に三度にわたって相談に行っていたにもかかわらず、非常用のパンを渡されただけで、事実上追い返されていました。お手元の資料の7ページ目から9ページ目にかけて、情報公開請求で明らかになった白石区福祉事務所の面接記録の写しを添付しています。「急迫状態の判断」という欄を見ていただければわかりますが、ライフラインの状況など詳しい聞き取りをほとんどしていません。二回目、三回目の相談では、「保護の要件である、懸命なる求職活動を伝えた」とあります。要するに「がんばって、仕事を探しなさい」と言って追い返したわけです。
こうした餓死事件、孤立死事件は「氷山の一角」に過ぎません。資料の2ページ目にあるように、厚生労働省の「人口動態調査」に基づく統計で国内の餓死者数は1995年から急増し、95年から2011年までの17年間に「食糧の不足」が原因で亡くなった方は実に計1129人に及びます。年間70人近い方が「食糧の不足」により亡くなっているのです。しかも、実際は餓死であっても何らかの疾患を伴っていることが多いので、別の死因になる場合もあります。この数字自体が「氷山の一角」であるということを知っていただきたいと思います。
さまざまな事情により生活保護制度などの社会保障制度につながることができずに餓死、孤立死してしまう。制度の知識がなかったり、制度を利用するのが恥ずかしいという意識、スティグマから制度の利用をためらう人もたくさんいます。また、窓口に行っても、いわゆる「水際作戦」によって追い返されてしまう。貧困ゆえに餓死や凍死、孤立死に追い込まれる人は跡を絶ちません。これは政治の責任であり、私たち社会全体の責任です。
資料の6ページにあるように、国連の社会権規約委員会からも先日、日本政府に対して勧告が出されました。そこには生活保護の申請手続きを簡素化し、かつ申請者が尊厳をもって扱われることを確保するための措置をとるように求める、また生活保護にともなうスティグマを解消するよう政府は務めるべきだと書かれています。
そうした事実を前提に、今回の生活保護法改正案をめぐる動きを見ると、残念ながら改正の方向性が正反対を向いていると言わざるをえません。
政府が提出した生活保護法改正案について、私たちは、24条1項・2項の規定が、申請書や添付書類の提出を要件化するもので、違法な「水際作戦」を合法化する内容になっていること、親族の扶養義務を強化することで事実上、扶養を要件とするものだと批判してきました。
このうち、申請権侵害の問題については、与野党による法案修正により、一定の歯止めがかかったと評価しています。しかし、もう一方の扶養義務強化の問題は未だ解消されていません。
扶養義務が強化され、生活保護を申請した親族の資産や収入に対して徹底した調査がおこなわれることになると、当然、それは水際作戦の口実に使われることになります。資料3ページ目に掲載した日弁連の電話相談会の報告でもわかるように、今までも「家族に養ってもらえ」というのは最も多い追い返しの手法でした。今回の法改正により、各福祉事務所がこうした「水際作戦」を強化しかねないと懸念しています。
また、扶養義務が強調されると、生活に困って役所に相談に行く人にとって、「自分が申請すれば、親族の資産や収入が役所によって丸裸にされてしまい、家族に迷惑をかけてしまう」という意識が働くことになり、申請の抑制につながってしまいます。DVや虐待が過去にあったケースでは、親族に連絡されてしまうことで、自分や子どもの身の安全にも影響することがあり、これまでも問題になってきました。大阪で亡くなった母子の方も、もしかして家族に知られたくないという意識から助けを求められなかったのではないかと推測します。
生活保護の捕捉率は2割〜3割と推計されています。扶養義務が強化されてしまうと、ただでさえ低い生活保護の捕捉率がますます下がってしまいかねません。それは餓死・孤立死、貧困ゆえの死者が増加するという結果をもたらすものです。
それゆえ、改正法案の24条8項、28条、29条の各規定については削除または修正していただきたいと考えます。
ほかにも、生活保護利用者に生活上の責務を課すなど、修正案にはさまざまな問題が残されています。国連の社会権規約委員会が求める「尊厳をもった扱い」や「スティグマの解消」とは正反対に、生活保護の申請者や利用者、その家族を上から管理しようという発想が随所に見られます。
暴走している機関車が今まさに人々をひき殺そうとしている時に、自ら列車に飛び乗って軌道を変えてくれた方々には感謝しています。しかし残念ながら、列車の暴走は止まっていません。
今回の生活保護法改正は63年ぶりの抜本改正であり、拙速な形ではなく、もっと時間をかけて審議すべき問題だと思っています。生活保護を利用している当事者の声も聴いた上で、慎重に議論を進めていくべきです。
生活保護制度につながることができずに亡くなった方は、もはや声を出すことはできません。しかし、生きている私たちは、貧困ゆえに餓死された方、凍死された方、孤立死された方々の無念や絶望を想像することはできるはずです。貧困による死をなくすには何が必要なのか、何を変えるべきで、何を変えるべきでないのか。ぜひこうした観点から国会での議論を進めてください。ぜひ、政治の責任を果たしていただきたいと思います。
●稲葉発言資料P1〜6
●稲葉発言資料P7〜9
●稲葉発言資料P10
●稲葉発言資料 一括ダウンロード(ZIPファイル)
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「水際作戦」を法制化する「生活保護法改正法案」の撤回・廃案を求めて
カテゴリ : 生活保護 投稿日時 : 2013-5-15 14:00
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「生活保護法改正法案」の問題点
親族扶養を事実上、要件化させるという時代錯誤の内容が含まれています。
厚生労働記者会で記者会見を開催しました。
その発言内容については、下記をご覧ください。
緊急アクション
餓死・孤立死を誘発する「生活保護法改正法案」の
撤回・廃案を求める緊急アクション
【5月15日記者会見資料】
相談現場から見た
生活保護法「改正法案」24条1項・2項の問題点
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3/30(土) 「生活保護基準引き下げは、すべての子どもの命と育ちと学びにどう影響するの?」
カテゴリ : 生活保護 投稿日時 : 2013-3-20 19:47
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3/30(土) 「生活保護基準引き下げは、すべての子どもの命と育ちと学びにどう影響するの?」
■プログラム
〈第1部 シンポジウム〉
尾藤廣喜(弁護士)
〈第2部 ワークショップ〉
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「小野市福祉給付制度適正化条例」に反対の声をあげていきましょう!
カテゴリ : 生活保護 投稿日時 : 2013-3-15 17:00
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「小野市福祉給付制度適正化条例」に反対の声をあげていきましょう!
兵庫県小野市は2月27日、「市福祉給付制度適正化条例」案を市議会定例会に提案しました。この条例案は、生活保護費や児童扶養手当など「福祉制度に基づく公的な金銭給付」を「遊技、遊興、賭博等に費消してしまい、生活の維持、安定向上に努める義務に違反する行為を防止する」ことを目的とし、これらの行為を常習的に引き起こしている人を市民が見つけたら「速やかに市にその情報を提供するものとする」という条文が盛り込まれています。
兵庫県内で路上生活者支援に取り組んできたNPO法人神戸の冬を支える会は、条例案の撤回を求める要望書(下記)を小野市や同市議会に提出しました。
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〈STOP!生活保護基準引き下げ〉3月6日(水)厚労省前アクション・国会デモやります!
カテゴリ : 生活保護 投稿日時 : 2013-2-27 15:44
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〈STOP!生活保護基準引き下げ〉
3月6日(水)厚労省前アクション・国会デモ
〈もやい〉 を 資金カンパで ご支援ください。 オンラインで簡単にできます(「VISAカード」、「Masterカード」)。 http://www.moyai.net/modules/pico/index.php?content_id=15
緊急院内集会「生活保護の引き下げに正義はあるのか!?」が開催されました
カテゴリ : 生活保護 投稿日時 : 2013-2-20 12:07
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緊急院内集会報告「生活保護の引き下げに正義はあるのか!?」
外は雪が降るという悪天候だったにもかかわらず、
集会では、
その後、

後半は引き下げによって影響を受ける7人の当事者の方から発言が
その一部はフリージャーナリスト、
田中龍作ジャーナル:【生活保護費削減】 「これ以上破壊されたら命を絶つしかない」
http://tanakaryusaku.jp/2013/02/0006691
集会の最後に、「STOP!生活保護基準引き下げ」
「本来なら予算審議で生活保護の当事者を参考人として呼ぶべき。
集会の中では、各議員からのアピールもありました。
********************
http://mainichi.jp/select/news/20130220ddm012010118000c.html
生活保護費:基準引き下げ 38制度で非受給者影響
毎日新聞 2013年02月20日 東京朝刊
教育や福祉、医療関連などの各種支援制度で、
◇教育関連など
長妻氏によると、
政府は「(他の制度に)波及しないようにしたい」
********************
「STOP!生活保護基準引き下げ」アクションでは、3月6日(
詳細はまたお知らせします。(稲葉剛)
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生活保護費を大幅削減する平成25年度予算案の撤回を求める緊急声明
カテゴリ : 生活保護 投稿日時 : 2013-2-14 1:35
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今回の緊急声明は、〈もやい〉を含む全国の222団体が賛同・連名しています。
声明文の内容と賛同団体一覧は、下記リンク先をご覧ください。
http://seikatuhogotaisaku.blog.fc2.com/blog-entry-103.html
「STOP!生活保護基準引き下げ」アクションでは、2月19日(火)にも院内集会を開催します(詳細は下記リンクにて)。
★ 緊急院内集会 第2弾 『生活保護の引き下げに正義はあるのか!?』
http://www.moyai.net/modules/d3blog/details.php?bid=1638
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2/19(火) 緊急院内集会 第2弾「生活保護の引き下げに正義はあるのか!?」
カテゴリ : 生活保護 投稿日時 : 2013-2-10 18:34
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緊急院内集会 第2弾 『生活保護の引き下げに正義はあるのか!?』
政府は、1月29日、生活保護費を6.5%大幅削減する平成25年度予算案を取りまとめました。
また、政府は、批判の高まりを受けて、就学援助等の他制度への波及を回避するといい始めています。 しかし、生活保護基準がナショナル・ミニマムである以上、そのようなことができるはずがなく、批判をかわすための「まやかし」に過ぎません。
はたして、このような生活保護の引き下げが許されるのでしょうか。
影響をうける当事者の方々の声を聞きながら、一緒に考えませんか。
【日 時】 2013年2月19日(火) 12:00〜13:30
【場 所】 衆議院第1議員会館 多目的ホール (地下鉄「国会議事堂前」駅すぐ)
【プログラム】
■ 基調報告 「平成25年度予算案の問題点」 小久保 哲郎 (弁護士)
■ 特別報告 「就学援助から見た子どもの世界に広がる格差と貧困」
青砥 恭さん
(NPO法人さいたまユースサポートネット代表・明治大学講師)
■ 影響をうける当事者の方々の声
【司会進行】 雨宮処凛 (作家)
稲葉剛 (NPO法人自立生活サポートセンター・もやい)
☆定員は300名です。用意した通行証がなくなった場合、中に入れません。
☆多くの方に参加していただくため、会場は椅子席のみとさせていただきます。
☆おそれいりますが、あらかじめ、ご了承下さい。運営にご協力願います。
〈もやい〉 を 資金カンパで ご支援ください。 オンラインで簡単にできます(「VISAカード」、「Masterカード」)。 http://www.moyai.net/modules/pico/index.php?content_id=15
緊急院内集会「生活保護の引き下げは何をもたらすのか」レポート
カテゴリ : 生活保護 投稿日時 : 2013-2-2 13:28
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緊迫感を増した状況の中


「このまま進めば、社会から逃げ場がなくなっていく」
基調講演に立った花園大学の吉永純さんは、講演の中で何度かこの「執念」という言葉を使われました。

もっとも影響を受けるのは、子供がいる世帯
続いて登壇された千葉明徳短期大学の山野良一さんが訴えます。
『じゃあ、あなたはこの金額で暮らせますか』

制度を利用している方々も…

この距離を埋めるために


〈もやい〉 を 資金カンパで ご支援ください。 オンラインで簡単にできます(「VISAカード」、「Masterカード」)。 http://www.moyai.net/modules/pico/index.php?content_id=15
「STOP!生活保護基準引き下げ」アクション 署名提出・記者会見レポート
カテゴリ : 生活保護 投稿日時 : 2013-1-23 3:23
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(生活保護問題対策全国会議の要請書はこちら)
今日は朝からあいにくの雨でしたが、「生活保護改悪反対」のメッセージクロスを掲げて省内へ入場するちょうどその頃、晴れて陽光が差してきたのでした。







■アクションは続く
「生活保護基準の引き下げは何をもたらすのか」
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生活保護基準引き下げ方針に反対する緊急アクションと声明発表
カテゴリ : 生活保護 投稿日時 : 2013-1-17 16:02
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生活保護基準引き下げ方針に反対する
緊急アクションと声明発表
1月16日、厚生労働省で開催された 「社会保障審議会・第12回生活保護基準部会」は、
この報告書案を受けて、
こうした動きを受けて、16日には生活保護問題対策全国会議と生存権裁判を支援する全国連絡会は、厚労省前で緊急の抗議行動をおこないました。
また、生活保護問題対策全国会議は緊急声明を発表し、厚労省記者会で記者会見をおこないました。
声明では、そもそも生活保護の捕捉率が諸外国に比べて非常に低く、受給漏れの人が大量に取り残されている現状では、下位10%の低所得世帯の消費支出が生活保護基準以下になるのは当然のことであり、こうした統計を用いること自体が誤りだと指摘しています。
詳しくは下記のリンク先をご覧ください。
★生活保護問題対策全国会議
<生活保護費>切り下げ反対 市民ら抗議集会
生活保護の制度と水準の見直しを巡る議論が大詰めを迎えた16日、東京・霞が関の厚生労働省前では、市民団体やNPOが抗議集会を開き、生活保護費の切り下げ反対を訴えた。
この日は社会保障審議会(厚生労働相の諮問機関)の二つの部会が午前と午後にそれぞれ開催。合間の正午、厚労省前の路上に数十人が集結した。NPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」の稲葉剛代表理事は「受給者の生活の実態を見ないまま統計の操作だけで保護費を切り下げるのであればおかしい」などと訴えた。
夕方には省内で記者会見もあり、生活保護問題対策全国会議が「新政権が物価を上げると明言する中で引き下げられると、低所得者の生活がダメージを受ける」とする声明を発表した。
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生活保護受給者から不安の声
生活保護の受給者を支援しているグループの事務所には、受給者や生活に困った人から毎日、住居や生活費についての相談が寄せられています。
先月グループが行った電話相談では、2日間で全国からおよそ1000件の相談が寄せられ、生活保護費の引き下げに反対する声が相次いだということです。
支援グループは、16日の検証結果を受けて、厚生労働省の前で集会を開きました。
集会には生活保護の受給者や支援者およそ70人が参加し、「生活保護の引き下げ反対」と声を上げて訴えました。
10年ほど前から生活保護を受けている都内の51歳の男性は「足や目に障害があり、仕事をすることができず生活保護のおかげで生活できている。基準額が引き下げられると食費を削るしかなく生活が立ち行かなくなる」と訴えました。
集会を開いた生活保護問題対策全国会議の稲葉剛幹事は「今回比較の対象となった収入が低い世帯の支出が低すぎるので、生活保護を引き下げるのではなく、こうした低所得者の収入を引き上げることが必要だ。支給の基準額が引き下げられると、住民税の非課税基準などほかの低所得者対策への影響もあり、貧困のスパイラルが起きるので、引き下げるべきではない」と話していました。
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